平間:ATSUSHIは行動しながら、きっと塩竈愛が芽生えてきたと思う。もともと僕は地元が好きだから……。それと困っている人がいたら、「自分はどうするのか」っていうことです。
ATSUSHI:単純なことですよ。困っている人がいたら、そこで手を差し伸べるっていうこと。
平間:ATSUSHIのやさしさと僕のやさしさは違うものだとは思うけど、困った人がいるときにどうするの?ってことじゃないですか。きっと今までもそうだけど、市役所とかが自分の立場を超えて動いてくれる。そういう人がひとりでもいないと実現しないよね。僕らの想いを受け止めてもらっているし、お互いに思いやる気持ちがあったから、こういうふうになったんじゃないですかね。で、市役所の職員からしたら面倒くさいことが増えているっていうふうにも捉えられるじゃないですか。「何で職員やってるのにロックフェスやんなきゃいけないんだ~」って(笑)。ATSUSHIと僕がやることだったらきっと何か信じてくれているからやってくれているんじゃないですか。
ATSUSHI:このインタビューを書くときには話を盛ってくださいね(笑)。
平間:ダメだ。気持ち悪くなっちゃう(笑)。そのままでね、自分で言うのもなんだけどねって書いてね。
一同:(笑)
平間:塩竈には「おいしおがま」という言葉があるんですけど僕の知り合いがフォトフェスティバルに来たときに、塩竈の人たちからやさしさを感じて「やさしおがま」という言葉を僕に言ってくれました。
ATSUSHI:GAMA ROCKの裏テーマは……
平間:「やさしおがま」かもしれない。
ATSUSHI:まぁ、でもこれだけ地元の人ではない自分が温かく迎え入れてもらって、塩竈の皆さんにはこういうことで恩返しがしたいというところがあります。塩竈の音楽、アート、食の3つが柱として成り立つようないい一日になればいいですよね。今後も続けていくための第一段として。